パッチノート 9.6
AETHER, SHIO SHOUJOによる
みなさん、こんにちは! このパッチ9.6は、LeaverBusterやフレームレート設定、ミッショントラッカーといった機能面の細かなアップデートを含む、いつにも増して盛り沢山の内容となっています――これには9.5の途中で弱体化されたニーコをはじめ、サイラスやレク=サイなど、最近のパッチノート常連たちに対するチューニングが含まれるほか、アップデート後の初パッチとなるケイルについても、現状のパフォーマンスに基づいた微調整が加えられています。加えて、在りし日のアー“ゴッド”様と再びサモリフで出会えるよう、シールドの入れ替え(Eに変更!)や移動砲台モードの追加、全般的な能力の向上を施しました。
最後に一つ。……“ダブル涙エズリアルくん”はお星様になりました。
Paul "Aether" Perscheid
Hanna “shio shoujo” Woo
ミッドパッチアップデート
2019年3月21日(太平洋標準時)
バグ修正
ペット
バグ修正ペットによるダメージが「魂の収穫」と「電撃」、および「スペルシーフエッジ」とその上位アイテムによるゴールド獲得を正しく発動するようになりました
レク=サイ
バグ修正レク=サイのR - ヴォイドラッシュが通行不可の地形に当たったときにサーバーがクラッシュする問題が修正されました
レネクトン
バグ修正以前のようにレネクトンがW - メッタ斬りを使った後に、アニメーションの終了を待たずにキャンセルして他のスキルを詠唱できるように戻しました
スペルシーフエッジ系アイテム
バグ修正クエスト完了後にアイテム所持者がミニオンを倒したとき、「徴収」のゴールド獲得効果が一時停止しなくなりました
サモナーズリフト
バグ修正ゲーム内の何らかの環境設定を「中」以上に変更したときにサモナーズリフト自体がブルーになる不具合を修正しました
2019年3月20日(太平洋標準時)
バグ修正
サイラス
バグ修正ティーモまたはコーキのアルティメットスキルに対してサイラスがR - 乗っ取りを使った後に、キノコやミサイルを無限に得てしまう問題が修正されました
バグ修正サイラスがティーモのアルティメットスキルを盗んだ後にE - 逃亡/拉致を詠唱し、残っていたキノコを使用すると、R - 乗っ取りが30分のクールダウンに入ってしまう問題を修正しました
パッチ・ハイライト
https://www.youtube.com/watch?v=CaNZSG9lreE
チャンピオン
ケイル
レベルアップごとの基本攻撃力と攻撃速度が減少。Wの移動速度増加率が減少。アダプティブステータスのデフォルトタイプを入れ替え。EとWの応答性を改善。
プレイヤーの習熟度が高まるにつれ、ケイルはどんどんとその強さを発揮できるようになってきていますが、WとEの仕様に関しては一般的な(つまり攻撃速度特化型の)ビルドとあまり噛み合っていないように感じられてしまっているようです。その点を修正するとともに、Wについてはレーンにおける“反応型防御ツール”としての性能を向上しました――発動した瞬間に移動速度が増加するようになるため、敵の攻撃を回避しやすくなるはずです。……ただし、その分のパワーはどこかから差し引かなくてはいけません。そんなわけで、試合終盤で強さを発揮するためには、よりアイテムに頼る必要が生まれるようにもしました。
基本ステータス
レベルアップごとの基本攻撃力3 ⇒ 2.5
レベルアップごとの攻撃速度2 ⇒ 1.5
アダプティブステータスのデフォルトタイプ魔力 ⇒ 攻撃力
おすすめアイテムグインソー・レイジブレードとルインドキング・ブレードを追加
W - 天の祝福
増加移動速度の反映率魔力100ごとに+10% ⇒ 魔力100ごとに+8%
ディレイ「天の祝福」の効果は発動から0.25秒後 ⇒ 発動時に適用
削除ドラマチックさを演出するタメ「天の祝福」の発動時に、最大で1秒間、自身を武装解除(通常攻撃不能化)しなくなりました(これは右クリック連打でキャンセル可能でした)
E - 星炎の刃
詠唱時間0.25秒 ⇒ 通常攻撃の予備動作と同じ長さ
バグ修正「星炎の刃」の攻撃の通常攻撃部分が正しくクリティカルになるようになりました
スキンのアップデート
RIOT ケイルビジュアルエフェクトがド派手になりました
白銀のケイルビジュアルエフェクトの青色が強調されました
戦神ケイルビジュアルエフェクトの黄色を抑えました
審判者ケイルビジュアルエフェクトが一段と不気味になりました
エーテルの機翼ケイル新規の死亡アニメーションが追加され、ロボット調のボイスエフェクトは削除されました(※ボイスエフェクトはNA版の対応。日本版は9.7で変更予定です)
ニーコ
レベルアップごとの攻撃速度が増加。攻撃速度が極めて高い場合に、Wが2回連続で発動しないように。
9.5期間中のミッドパッチアップデートで行ったニーコへの弱体化を一部巻き戻します――とくに通常攻撃に関しては、攻撃速度アイテムを積んでいるか否かに関わらず、試合終盤におけるパワーを実感できるようにしました。
基本ステータス
レベルアップごとの攻撃速度1.5% ⇒ 2.5%
W - シェイプスプリッター
バグ修正攻撃速度が極めて高い場合に、2回連続で発動しなくなりました
オーン
Wのクールダウンが短縮。おすすめアイテムをアップデート。EやRのダッシュを、誤って味方のアイテムをアップグレードすることでキャンセルできないように。オーンのダッシュ中はQの溶岩柱が消えないように。
以前のオーンは“単純にレーンで強い”チャンピオンでしたが、今年初頭に行われたアップデート以降はその真逆に近い“序盤に弱く終盤に強い”存在となりました。とはいえ、終盤戦よりも序盤の強さが試合を決定付けやすい昨今の環境を鑑みれば、この無愛想なヒツジさんにはまだ、使い勝手の向上を目的とした調整と強化を行う余地が残されているはずです。
おすすめのアイテム
自慢の品を見ていけ「歩く鍛冶場」の全アップグレード品が表示されるようになりました
こいつを買えおすすめのアイテムがより適切なラインナップに変更されました
固有スキル - 歩く鍛冶場
バグ修正E - 灼熱の突撃やR - 鍛冶神の呼び声のダッシュ中に味方のアイテムをアップグレードしてしまうことでダッシュがキャンセルされることはなくなりました
Q - 溶岩隆起
もうちっとだけ続くんじゃ溶岩柱が消える直前に「E - 灼熱の突撃」を詠唱した場合、ダッシュが終わるまで溶岩柱が残るようになりました。今回はホントのホントです!
W - ふいごの息
クールダウンスキルレベルにかかわらず12秒 ⇒ 12/11.5/11/10.5/10秒
アーゴット
マナが増加、レベルアップごとのマナ自動回復が上昇。同じ対象に固有スキルの与ダメージが減少しないように。Wのシールドが廃止され、コスト、クールダウン、ダメージ減少率が低下し、最大スキルレベルで切り替え式のスキルに変化。Eにシールドが追加されダメージが上昇、コストが高スキルレベルで上昇し、クールダウンを調整。Rの射程と詠唱時間が延び、ダメージが増加。
数パッチ前に足切りを食らってしまったアーギー君ですが、とはいえ彼にはまだ何本も足が残っているわけですし、その内また元気にサモリフをシャカシャカと駆け回る姿を見せてくれるはずです。今回の変更では、WのシールドをEへと移し、試合終盤に「W - パージ」が切り替え式のスキルになるようにしました。これにより、アーゴットは進路上の敵をミンチにする移動砲台へと変貌することとなります――敵チームが血を流しながら逃げ回る様は、それはもうさぞかし素敵な、Eグい光景であることでしょう。
基本ステータス
マナ300 ⇒ 340
レベルアップごとのマナ自動回復0.6 ⇒ 0.8
固有スキル - エコーフレイム
削除オレはまだ変身を残している5秒以内に命中させた敵に対し、ダメージが10%減少(最大3回スタック)しなくなりました
W - パージ
削除シールド30/60/90/120/150(+増加体力の15%)のシールドを付与しなくなりました
コスト65マナ ⇒ 40/30/20/10/0マナ
クールダウン17/15/13/11/9秒 ⇒ 12/9/6/3/0秒(スキルレベル最大時には切り替え式スキルに変化します)
通常攻撃時ダメージ減少率66% ⇒ 50%
E - ディスデイン
NEWシールド4秒間、60/80/100/120/140(+増加攻撃力×1.5)(+増加体力の15%)のシールドを付与するようになりました
ダメージ60/100/140/180/220(+合計攻撃力×0.5) ⇒ 90/120/150/180/210(+増加攻撃力×1.0)
クールダウン16/15/14/13/12秒 ⇒ 14秒
コスト50マナ ⇒ 50/60/70/80/90マナ
R - デスグラインダー
逃れられると思うな射程1600 ⇒ 射程2500
詠唱時間0.4秒 ⇒ 0.5秒
ダメージ50/175/300(+合計攻撃力×0.5) ⇒ 125/250/375(+増加攻撃力×0.5)
シンプルな変更
エイトロックス
対象指定不可の状態の敵を引き寄せられるように。固有スキルが復活時にキャンセルされないように。
バグ修正。
全般
バグ修正バフ/デバフ表示バー上のバフアイコンが枠だけしか表示されない不具合を修正しました
W - 炎獄の鎖
バグ修正対象指定不可の敵も正しく引き寄せられるようになりました
R - ワールドエンダー
バグ修正復活中に固有スキルの効果が消滅することがなくなりました
ケイトリン
Rのダメージが増加。
ハイレベルな試合におけるマークスマンの多様性を増やすべく、ピック候補リスト入りを目指して、該当するクラスのチャンピオン数体を強化することにしました。
R - ブルズアイ
基本ダメージ250/475/700 ⇒ 300/525/750
ナー
Wのクールダウンが短縮。
ナーとメガナー、片一方の形態が圧倒的にならないようなバランスを模索中です。現状ではポーク(射程の長いスキルによるけん制を指します)と引き撃ち能力に優れたちび形態ばかりが活用されているため、メガ形態の旨味を強化することにしました。
W - こてんぱん
クールダウン15/13/11/9/7秒 ⇒ スキルレベルにかかわらず7秒
ヘカリム
Qが正しくスタックし、ダメージが増加するように。
おウマさんに長期戦向けの強化を施し、ブルーザー寄りビルド(つまり、戦場の霧から突然飛び出てきてワンパンしてこない方のビルドです)の効果を高めることにしました。
Q - ランページ
NEWムカ着火ファイヤー「ランページ」のスタックごとに10%の追加ダメージを与えます
アイバーン
茂みに入ったときにWの通常攻撃強化効果が以前よりも素早く適用されるように。
小さな変更ではありますが、アイバーンが茂みに入ったときの使い勝手が大きく向上するはずです。
W - シゲミヅクリ
もっと素早く茂みに入った時に通常攻撃が以前よりも素早く強化されるようになりました
ジェイス
体力に関係する基本ステータスが低下。
ジェイスはとくにプロシーンにおけるレーン戦で猛威を振るっています。近接攻撃チャンピオンの基本ステータスと遠隔攻撃チャンピオンの能力を併せ持つ彼が人気を呼ぶのは当然の話でしょうから、基本ステータスを遠隔攻撃チャンピオン寄りにすることで、序盤におけるスキを増やすことにしました。
基本ステータス
体力576 ⇒ 560
レベルアップごとの体力95 ⇒ 90
体力自動回復量7.5 ⇒ 6
レベルアップごとの体力自動回復0.8 ⇒ 0.6
ルブラン
Qの反映率が低下。
ルブランのQがそれ単体で叩き出す瞬間火力を低下させました――これにより、活躍するためにはただカーソルを合わせてボタンを押すだけではなく、その機動力を十分に活かす必要が出てくるはずです。
Q - シジルマリス
ダメージ反映率魔力×0.4 ⇒ 魔力×0.3
ノーチラス
基本物理防御が増加。固有スキルのクールダウンが短縮。
耐久力と序盤における行動妨害効果の使用可能頻度を高めることで、ノーチラスを手助けすることにしました――これらの変更はジャングルのキャンプクリアに対しても効果を発揮してくれることでしょう。
基本ステータス
基本物理防御35.5 ⇒ 39
固有スキル - 鉄の錨
対象ごとのクールダウン9/8/7/6秒(チャンピオンレベル1/6/11/16) ⇒ チャンピオンレベルにかかわらず6秒
レク=サイ
Rのクールダウンを高スキルレベルで延長、反映率を低下。
9.4にて行ったレク=サイのアルティメットスキルの信頼性向上は、とくに高ランク帯における試合に影響を及ぼしました。そのフォローアップとしてスキルの単純な火力を弱体化し、あらゆるランク帯のジャングラーにとって“必須ピック”となっている現状に歯止めをかけたいと思います。
R - ヴォイドラッシュ
クールダウン100/80/60秒 ⇒ 100/90/80秒
ダメージ反映率増加攻撃力×2.0 ⇒ 増加攻撃力×1.75
シェン
Qのダメージが増加。
シェン殿にトップレーンで戦うためのパワーを与えました。
Q - 護刃招来
通常攻撃時ダメージ5/10/15/20/25/30(チャンピオンレベル1/4/7/10/13/16) ⇒ 10/16/22/28/34/40(チャンピオンレベル1/4/7/10/13/16)
サイラス
Wの体力回復量の反映率と強化時の体力回復量が低下。
サイラスをこのまま放っておくと、プロシーンや高ランク帯の試合で見続けることになるのはほぼ確実と言えるでしょう。そこで今回は、彼を相手にした際に感じるフラストレーションをある程度解消すべく、その自己回復性能をターゲットにしました。
W - 王殺し
体力回復の反映率魔力×0.45 ⇒ 魔力×0.4
強化時の回復量自身の体力が40%未満の場合は200% ⇒ 自身の体力が40%未満の場合は175%
トランドル
Wの増加攻撃速度が低スキルレベルで上昇。
序盤でのレーン戦やジャングル周回性能を強化しました。
W - 凍てつく大地
増加攻撃速度20/40/60/80/100% ⇒ 30/47.5/65/82.5/100%
ザヤ
Wの増加攻撃速度が上昇。
ハイレベルな試合におけるマークスマンの多様性を増やすべく、ピック候補リスト入りを目指して、該当するクラスのチャンピオン数体を強化することにしました。
W - デッドリープルーム
増加攻撃速度30/35/40/45/50% ⇒ 40/47.5/55/62.5/70%
ゾーイ
Eのクールダウンが延長、スロウ効果が高スキルレベルで低下。
ゾーイを相手にしたときに感じる圧倒的なプレッシャーは、「E - スリープバブル」の連射力の高さ、そしてそのスロウ効果を受けた際に安全圏まで退避することの難しさに起因しています。Eを弱体化することで、相手側に与えている息苦しさを改善したいと思います。
E - スリープバブル
クールダウン16/15/14/13/12秒 ⇒ 20/18.5/17/15.5/14秒
スロウ効果10/20/30/40/50% ⇒ 10/15/20/25/30%
アイテム
女神の涙系
すべての涙系アイテムが“涙系アイテムグループ”に属するようになり、最大1つしか持てないように。
前回のパッチにてエズリアルを弱体化する可能性について触れましたが、最終的には直接彼に変更を加えるのではなく、“ダブル涙ビルド”を弱体化する方が良いだろうという結論に達しました。「女神の涙」(およびそのアップグレード品)を1つのグループにまとめることで、今後はどれか1つしか購入できないようになります。この変更により、エズリアルは今ほど圧倒的な強さではなくなるはずですが、彼の状態は今後も経過を見守っていくつもりです。
NEWみんな家族だよマナムネ(及びムラマナ)、アークエンジェルスタッフ(及びセラフ・エンブレイス)のいずれかを所有している場合、もう一方のアイテム(または追加の「女神の涙」)は購入できなくなりました
喧嘩屋のグローブ
論者積み推奨クリティカル率が重複不可ではなくなりました
ルーン
ミニオン吸収装置
チャージ数が減少、初期クールダウンが短縮、基本ダメージと追加ダメージが増加。
砲撃ミニオンを一瞬で処理できるこのルーンは、ウェーブコントロール(及びプッシュ)が容易となるために、プロシーンにおける定番のチョイスとなっています。そこで今回は、ほかのルーンとの競争力の差を縮めるべく、ルーンのチャージ数を低下させることにしました――その代わりにほかの部分に強化を施すことで、瞬間的なウェーブコントロール以外の目的における有用性を残してもいます。
チャージ数6 ⇒ 3
基本ダメージの増加量4% ⇒ 6%
追加ダメージの増加量1% ⇒ 3%
初期クールダウン240秒 ⇒ 180秒
オーバーヒール
低チャンピオンレベルでシールド変換率が低下。
現状、「オーバーヒール」はプロシーンのADCにとって必須ルーンと化しています。彼らがもっと自由にルーンパスを選択できるよう、ほかのルーンとの競争力の差を縮めたいと思います。
自動効果余剰回復量の40%~100%(チャンピオンレベル1~18)をシールドに変換 ⇒ 余剰回復量の20%~100%(チャンピオンレベル1~18)をシールドに変換
賞金
ミニオン&モンスターゴールドによる賞金の増加率が低下し、ゴールド差の優位を失うと減少するように。スコアボードに表示する数値が基本キルゴールドやファーストブラッドゴールドを含まないように。
当初、ミニオン&モンスターゴールドによる賞金は、チャンピオンキルで獲得するゴールドとそれによって賞金に加算されるゴールドの比率と合うように調整されていました――“基本キルゴールドが300、1キルあたりで追加される賞金が100ゴールドならば、ファームによるゴールド差によって懸かる賞金は150につき50が適切だろう”という考え方です。しかし、キルからはゴールド(と経験値)以外にも多くの利益を得られる点を考慮すると、ミニオン&モンスターゴールドによる賞金額は少し上向き過ぎでした。そんなわけで、より適切なバランスに落とし込むため、賞金の増加率とその仕様を調整することにしました。
(チームが複数のサポートアイテムを使用している場合を除いて、“サポートアイテムの考慮とそれに合わせたチーム平均ゴールドの調整”によって賞金額が大きく変わることはありません。これらの仕様変更はシステムの包括性を少し高めるためのものです)
ミニオン&モンスターゴールドによる賞金
賞金額ミニオン&モンスターゴールドが敵チームの平均を 150 ⇒ 200上回るごとに50ゴールド
NEWアドバンテージ喪失ゴールド差が縮まるとミニオン&モンスターゴールドによる賞金が減少するようになりました
NEWサポート賞金首サポートアイテムを使いながらファームもしている状況を正しく反映するため、ミニオン&モンスターゴールドによる賞金にサポートアイテムによる獲得ゴールドも考慮されるようになりました。これからは“所得賞金”とでも呼ぶべきでしょうか?
敵チーム平均敵チームがミニオン&モンスターキルで獲得した合計ゴールドを4で割ったもの ⇒ 敵チームがミニオン&モンスターキルおよびサポートアイテムで獲得した合計ゴールドを4.3で割ったもの
大多数のプレイヤーが、スコアボードに表示されているゴールドの数値を、そのチームのほかのメンバーをキルした場合と比較した際に追加で獲得できるゴールド、つまり“賞金のみ”の額だと解釈していました。また、このゴールド表示はミニオン&モンスターゴールドによる賞金システムと同時に導入されたために、相手をファーム数で上回ると即座に賞金額が数百ゴールド上昇してしまうという誤解を生み出してもいました。そこで、プレイヤーの皆さんの解釈に合わせて、これらの数値の表示方法を調整することにしました。
賞金表示
表示額スコアボードとチャットに表示される賞金額が賞金によるゴールド分のみを反映するようになります。基本キルゴールドの300ゴールドおよびファーストブラッドの100ゴールドは以降、含まれなくなります。キルによって実際に獲得するゴールド量に変更はありません
スキルによって発動する効果の発動条件の一貫性
スキルによって発動する効果の仕様についての見直しを行い、一貫性が取れていない部分を修正しました。スキルによって発動する効果は今後、発動条件によって大きく3つのカテゴリー――“スキル命中時”、“継続ダメージ&範囲効果”、そして“ペットダメージ”のいずれかに分類されることとなります。今回の変更の大部分はゲームの内部処理に関わるものですが、発動の仕様がより一貫したものに感じられるよう、大きな3つの変更を行っています。
まず初めに、スキル命中時に発動する効果の発動条件をすべて統合しました。今後は、スキル命中時に発動する効果が何らかの要因によって発動する場合、同様の発動条件を持つすべてのアイテムやルーンも発動するようになります。この変更により、該当するアイテムとルーンを発動できるスキルの数が拡大します。
次に、継続ダメージと範囲効果についてですが、本来ならこれら両方のカテゴリーに入るべきスキルの多くが、これまではどちらか片方のカテゴリーに振り分けられていました。これらのスキルの見直しを行い、今後は正しく“両方のカテゴリーに属する”と認識されるようにしました。
最後に、ペットの攻撃による発動の仕様を統一しました。今後はあらゆるペットの攻撃に同じ仕様が適用されるようになり、それによってスキル命中時に発動する効果(「ライアンドリーの仮面」、「リーライ・クリスタルセプター」、「ルーデンエコー」など)は、あらゆるペットの攻撃でも発動するようになります。またこれにより“スキル命中時には発動するもののペットの攻撃では発動しない(またはその逆の)効果”をゲームに追加することが可能になりますが、もしそれをする場合は、すべてのペットに一貫して作用するものとなるでしょう。
3つのカテゴリーのいずれかに分類できるよう、直接変更を行ったスキルのリストは以下のとおりです。
継続ダメージ&範囲効果の複合スキル
継続ダメージと範囲効果を個別に扱う効果については、より厳密な分類が行われます。
アリスターのE - 踏破
アニビアのR -ブリザード
フィドルスティックスのR - クロウストーム
ジェイスのW - ライトニング
カタリナのR - デスロータス
ケネンのR - 雷撃の大嵐
ルシアンのR - 二挺掃射
ミス・フォーチュンのR - バレットタイム
モルデカイザーのW - 悲しみを刈り取る者
モルガナのW - 苦悶の影
ナサスのR - アヌビスの怒り
ラムスのR - ドスンドスン
レネクトンのR - セベクの怒り
ランブルのR - イコライザー
シヴァーナのW - バーンアウト
ヴェル=コズのR - 生体破壊光線
ウーコンのR - 旋風猿舞
ペット
以下のペットはすべて同じ効果を発動できるように変更されました(繰り返しになりますが、現時点ではあらゆるスキル命中時効果が該当します)。なお、チャンピオンのクローンがペットに含まれない点についてご注意ください。
エリスの子蜘蛛
シャコのびっくり箱
ザイラの植物
モルデカイザーのドラゴンの霊体(範囲効果としても扱われます)
ハイマーディンガーのタレット(タレットのレーザー、アルティメットスキルのタレットの砲弾、アルティメットスキルのタレットのレーザーは範囲効果としても扱われます)
マルザハールのヴォイドリング(回避の仕様の関係上、通常攻撃としても扱われます)
ヨリックのグール(回避の仕様の関係上、通常攻撃としても扱われます)
アニーのティバーズの薙ぎ払い(回避の仕様の関係上、通常攻撃としても扱われます)。炎のオーラはスキルと範囲効果の両方として扱われます。
アイバーンのデイジー(回避の仕様の関係上、通常攻撃としても扱われます)。叩きつけ攻撃はスキルと範囲効果の両方として扱われます。
その他変更
ビクターのQ - パワーブラスト効果の強化通常攻撃部分でスキル命中時発動効果を発動できるようになりました
ガーディアンホーン(ランダムミッドアイテム)継続ダメージスキルに対してダメージ軽減効果が一貫して適用されるようになりました
エアリー召喚コラプトポーション、「追火」、その他のアイテム、ルーン、バフなどによる非スキル系の継続ダメージを除き、あらゆる要因により一貫して発動するようになりました
ヤスオのQ - 抜刀2体目以降の命中した対象がルーンの効果に考慮されるようになりました
ヤスオのE - 風薙ぎからQ - 抜刀2体目以降の命中した対象がルーンの効果に考慮されるようになりました
ランク
前回のパッチ期間の途中で、北アメリカと韓国で試験運用を行っていたポジションランクシステムを中止しました。したがって、これがほかの地域に導入されることはありません。この期間中にポジションランクを試してフィードバックを提供してくれた皆さんに感謝いたします!
これから先の予定についてですが、パッチ9.6のリリース時にランク上位帯で部分的なリセットを行うつもりです。まだご存知でない方のために、以下に詳細を載せておきます。
マスター以上マスター、グランドマスター、チャレンジャーのプレイヤーはマスターの0 LPになります
ダイヤモンド I~IIIダイヤモンド III、II、Iのプレイヤーは1ディビジョン降格となりますが、昇格シリーズの進行状況とLPは維持されます
ダイヤモンド IVダイヤモンド IVのプレイヤーは全員ダイヤモンド IVの0 LPとなります
ダイヤモンド Iの昇格戦昇格シリーズ中のダイヤモンド Iのプレイヤーは2勝または2敗が1勝または1敗になります。たとえば、2勝2敗の場合は1勝1敗になります
褒賞褒賞はなくなりませんが、新たなランクに一致したものになります
グランドマスターとチャレンジャーグランドマスターは3月27日、チャレンジャーは4月3日までロックされます
以下はその他の変更です!
バグ修正プラチナのプレイヤーにLP減衰(ディケイ)が発生していた不具合を修正しました
調整メインポジションとしてミッドを選択している場合に、それが実際に割り当てられる割合が増加しました
ハイエンドのフレームレート制限
プレイヤーの方々から“フレームレート制限無しでプレイした場合にFPSが急激に低下したりビジュアルの不具合が発生する”という報告が寄せられています。デフォルトの設定が“制限無し”であったために、大多数のプレイヤーが次の設定値である“240 FPS”にすらまるで近づくことがないにも関わらず、それを意識することなしにこの設定を使用していました。これらの問題の多くを解決すべく、デフォルトのFPS設定を変更したうえで、現在“制限無し”を使用しているプレイヤーの全員のFPS設定を一旦切り替えることにしました。
デフォルトデフォルトのフレームレート上限設定を“制限無し”から240 FPSに変更
リセット現在、フレームレートの上限を“制限無し”に設定している場合は、パッチ9.6がリリースされた時点で240 FPSに変更されます。もし望むのであれば、“制限無し”に戻すことも可能です
ミッショントラッカー
ミッショントラッカーによって、ミッションをイベントやミッションの種類に応じた異なるタブにまとめられるようになりました。タブの切り替えはトラッカー内の新たなサイドバーで行なえます。また、全体を一望のもとに見渡したい人のために、全ミッションを一度に表示するオプションも用意しています。
LeaverBuster
その精度と効率を高めるべく、LeaverBusterの見直しとアップデートを行いました。全体的には、不可抗力により意図せずして試合を抜けてしまったプレイヤーに対してより寛容になっています。
バグ修正試合を抜けたプレイヤーを検出できないことがあった不具合を修正しました
復帰インセンティブ自分のチームが勝利している場合には、試合を抜けたかどうかの判定が少し寛容になります
水に流して忘れようLeaverBusterが地域ごとの接続品質を考慮するようになりました
いいってことよAI戦やプリメイドグループ5人の試合ではLeaverBusterのペナルティが緩和されます
バグ修正
アークライト ブランドが笑っているときや挑発中に口を開けていなかった不具合を修正しました
ルシアンのW - アーデントブレイズがマークした対象を一時的に可視化すること明示するようツールチップを修正しました
古の賢樹ヘカリムのリコールが基本スキンのリコール音声を使っていた不具合を修正しました
伝統的な衣装カルマのE - 激励の音声が基本スキンのものになっていた不具合を修正しました
PROJECT: AsheのR - クリスタルアローにビジュアルエフェクトが表示されない不具合を修正しました
シェンがR - 瞬身護法使用時に印を結ぶ際の特徴的なセリフが再生されない不具合を修正しました
ARURFのチャンピオン発射装置内でスキルを使用できていた不具合を修正しました
愛の鉄拳ヴァイのW - メッタ打ちの発動時の光のエフェクトがエピックモンスターに残って表示される不具合を修正しました
ゼドのR - 死の刻印の“死の刻印でキル可能”インジケーターの計算がおかしくなっていた不具合を修正しました
ダイアナの固有スキル - 繊月の刃の薙ぎ払い効果がダッシュ後に対象に当たらない不具合を修正しました
ダイアナのE - 崩月が近くにいる敵を間違った方向(自身から離れる方向)に引き寄せる不具合を修正しました
レネクトンのW - メッタ斬りを「征服者」がフルスタックではないときに使用するとアニメーションがおかしくなる不具合を修正しました
近日公開のスキンとクロマ
今回のパッチで、以下のスキンがリリースされます。高解像度のスプラッシュアートをリーグ・ディスプレイで手に入れましょう!
コーギーコーキ
フィヌ
ミャオリック
レンニャー
フィヌ プレステージエディション
今回のパッチで、以下のクロマが公開されます。
レンニャー
コーギーコーキ
ミャオリック